
- 中学生相手の公開講座を今年も開講。引き受け手がないので、結局私ほかの、いいだしっぺが世話をする。実験を伴う講座やコンテストは結構負担になる。四月頃から材料作りに取り掛かり、予備実験にテキスト作りといろいろやった。奇をてらった実験など何も必要ない、参考書だってこんなに多いし、実際東京中心にこんなのがやられていますよと誘うのだが、手を挙げてくれぬ。又来年も一層奮励努力することになりそう。総論賛成で、応援団まではやってくれるけれど。
- 理工系の危機感なんぞ親方日の丸ではこの程度である。だから国公立は全部私立にすべしなんて議論が出てくる。確かに小さな政府という意味では、教職員は真っ先に公務員から外すべきである。などと思いながら受講生から出てきたアンケートを眺めていた。あれだけ一生懸命準備してバッテンが出たら不思議である。アンケートをやろうとか、賞品を出そうとかは、大抵は応援団側におられる先生方の発想である。そのアイデアの中に講座の卒業証書を出そうと言うのがあった。
- 証書の受け取り方を眺めていた。名前を呼ばれたら別に礼をするでも無し読み上げる先生の顔をじろじろ見ている。小学校中学校と表彰慣れしているのではないかと思っていたのに予想と違っていた。始めて来た学校の始めて出会う先生方、こんなシチュエーションのために礼儀作法と云うのがあったのだが、今は過去の話か。別段昔流のBOWINGを懐かしんでいるのではない。全く違った、価値判断のつかない立場に置かれたとき、スムースに自分の椅子を見つける技術を年少の時の教育に盛り込むべきであると言っている。しかしお別れの時に最後の二人が、元気良く先生有り難う、さよならと言ったので救われた。
- 夏休みに入って、都会からの海水浴客が増えた。温泉客が目に見えて増加している。浴場の底が砂でザラザラしているときがある。先日はびっくりした。大学生ぐらいの年齢の若者が、隠そうともせず、一物をぶらぶらさせながら、それも複数更衣室をうろうろしている。なるほど若者のそれは精気に満ちてまことにうらやましい。しかしこんな前を隠すという基本的な作法が何で守れないのかしら。ホウ立派ですネと声を掛けようかと思ったが、どうせ通じないだろうとヤメにする。ひょっとしたら今都会の流行かな、とすれば私はとんだ時代遅れだ。
('95/08/29)