二月のレビュー


迷惑メールがまたまた増加し始めた。たいていは桃色遊技案内だが、儲け話の誘いもたまには入っている。アドレス分類によって、メールを受信トレイから削除アイテムへ自動的に移動させるトラップ処置をとるのだが、いたちごっこである。見慣れぬプロバイダー経由の発信は@マーク以下のドメイン単位で削除するよう設定している。発信者が個人または小グループで運営する迷惑サーバーである確率が高いからだ。著名なプロバイダーは流石に少ない。しかしYAHOOとMSNは監理が甘いのだろう、次々ユーザIDだけが違うそのドメインの迷惑メールが送られてくる。とうとうYAHOOとMSNからのメールは全面禁止にしてしまった。それでもやってくるので、とうとう知らない発信人のメールは中身を見ずに全部削除することとした。
2/5読売の社説に「公園のテントでも「住所」なのか」という問題提起があった。大阪地裁がホームレスの住所を大阪市内の公園とする住所登録届け出を可とした判決に対する疑問である。公園は公共の憩いの場だ、そこを市公認のホームレスの住所とされてはたまらない。そんな至極当然の論理が通らない地裁とはどんな人種が住むところか不信感がつのる。先日久しぶりで近所の公園を散歩した。ベンチに汚い寝具が干してあり、テントが二つ三つ見えた。人影は一人だったが、黒髪の健康そうな人間であった。今まで見なかった風景である。社会に「優しさ」があるのはいいが、「けじめ」無しにずるずると、「かわいそう」「かわいそう」で、怠惰を助長する「何もせずとも生きて行ける場」を増やす姿勢は許されない。
読売の「膨張中国」レポートは、世界標準からかけ離れた中国政府を鋭く指摘し続けている。2/5はキリスト教徒という題であった。「共産党の指導を守り、社会主義の道を歩む」のでなければ宗教が許されない。軍拡への執念と周辺への脅威はその前に報告されていた。2/4一面に軍拡中国に対応して、アメリカが空母全11隻中の6隻を、潜水艦は6割を太平洋に配置する国防計画見直しを発表した。2/5読売9pに米メリーランド大とBBC放送の、世界4万人対象の世論調査結果が出ていた。世界にもっとも良い影響を与えている国は日本という結果だそうだ。ただし中国と韓国では日本悪影響説を唱える人の方が多いという。下旬、与党議員団が訪中。次期首相は靖国参拝をすべきでないと先方が「指導」。さすがに日本側も不快感を露わにしたという。外国首相の信仰問題にまで中国人が口を挟む。無礼極まる尊大さである。
両国近代化の最大の貢献者は、外国では戦後の日本国民だと思う。経済援助、技術援助何れをとっても世界最大だったと思う。だが中韓は60年以前の歴史−もう過去人となった日本人の作った歴史の影の部分−から来る恨みの方を重視しているようだ。過去、安い労働力による輸出攻勢が日貨排斥の理由になり大戦の原因の一つにもなった。世界はこの苦い経験を糧に、現在安値攻勢の諸国に耐えている。こんな歴史も振り返ってほしいものだ。大がかりなATM窃盗犯の概要が2/11読売に出ていた。首謀者は中国人2名で、その一人は20台という。中旬、滋賀県長浜町で送迎の中国国籍の母親により幼稚園児2名が惨殺された。中国反日サイトは日本社会が中国人を受け入れなかったからと悪し様に攻撃していると新聞が報じた。2/22の報道によると中国人4名検挙。億円単位の強盗。私は中国人犯罪報道が出るたびに、「反日教育の成果」の一つに数えている。2/16読売によると、インターネット検索大手YAHOOとかGOOGLEが中国官憲の検索制限を受け入れたことに対し、アメリカ政府の指導が入ったという。
日朝実務者会談が行われた。何の進展も見られなかった。予想通りであった。北朝鮮の、交渉には応じるという姿勢のアピールに使われた。
船橋市の内陸部に知り合いを訪ねた。周囲は新興住宅街のようであった。広くしっかりした一戸建てであった。だがそこに至る道は、県道まではよいが、町に入ると誠にお粗末であった。火災でもあって消防車が通れるのだろうか。路上駐車が一台でもあったらそれまでである。道はたんぼ道に沿って広げたらしく、曲がりくねっている。鎌ヶ谷に家を訪問したときも同じ感想を持った。柏市でも同じだった。都市計画がなかったのだ。下流社会と言う本に上流意識の強い地域は東急田園都市線沿線と書いてあった。都市計画は地元の議員さん地主さんをはじめとする指導者階級金持ち階級の文化意識に強くデペンドする。結果として上流意識階級を集めた地域はどんな町作りをしているのか、一度比較文化論的に検討したいものである。
イスラム教の預言者であるムハンマド(開祖マホメット)の風刺画がデンマークの新聞に掲載され、それが各国新聞に転載されたのを機に、中東諸国で一斉に反ヨーロッパのデモが発生し、大使館に対する暴力行為までに発展した。イスラエルにおけるパレスチナ自治体選挙で過激派のハマスが大勝した。ハマスは組閣に当たっても武力闘争放棄を宣言しない。欧米との緊張が高まっている。この数年、イスラム教圏対キリスト教圏ユダヤ教圏の対立はエスカレートするばかりである。ときおり記事になるインドネシア、フィリッピンでの抗争もその範疇にはいる。タイとスリランカでは仏教徒政権に対する武力闘争である。自衛隊600名のイラクからの撤退を3月末から始めると報道されている。イラクではシーア派の聖廟が爆破されたのを機に、シーア対スンニの抗争が激化する一方で国民議会の初会合すら開催の見通しが立たない。イランの秘密核開発疑惑問題は一向に進展せず、露国内でのウラン濃縮案を飲むように国際社会が動いている。
フィリッピン・アロヨ大統領が国軍にクーデター計画があったと非常事態宣言を出した。反アロヨ派鎮圧が目的のようだ。元大統領3氏は一斉にその手法を批判した。
第20回冬季オリンピックがイタリアのトリノで17日間闘われた。感想などを別途HPに載せた。日本は金1個の惨敗であった。もっとも民族的に近い韓国が11個のメダルを取ったから弁解の余地のない惨敗である。選手団のメダル獲得率で比較するなら韓国は日本の11/40÷1/112=31倍である。読売の2/28社説に選手強化のあり方や若手の育成法など、謙虚に韓国や中国に教えを乞う姿勢も今の日本には必要ではないだろうかと結んであった。中国の母数は不明だがやはり少人数の選手団で11個のメダルをものにしている。日本の見劣り結果は今回だけではない。前回のソルトレークで既に中韓と大きな開きを生じている。各競技団体は中国韓国に同国選手との合宿訓練をお願いし、監督やコーチを招聘すべきである。少なくとも今回極端な不成績の競技監督とコーチは自発的に辞任すべきである。毎日の記者の目は、選手の過保護と、毎度ながらの、彼らの精神的軟弱性を取り上げていた。しかし私にはそれにマスコミの(積年の)取り上げ方が一枚も二枚も噛んでいると思える。同情論を展開して不成績に免罪符を与えた結果になっている。加藤選手がメダルに届かなかったのは、その直前のレースにアクシデントがあって、再開に10分ほど掛かったためとする解説(NHK)などバカらしくて聞けなかった。
秋篠宮家紀子さまご懐妊。女性天皇を認める皇室典範改正問題に一石。過去に女性天皇があった以上、男系女系に拘る必要はない。国会承認を条件に、嗣子問題は天皇家内部の問題として天皇家に返せばよいと思う。現代の日本人にとっての天皇家の存在の意義は、宮中伝統文化の承継である。
2/14毎日はライブドア元社長堀江容疑者の違法株価操作を特集していた。IT企業と持ち上げたマスコミとしての反省は何もなかった。ただアメリカで云うIT企業は独自の開発技術に裏打ちされているという識者のコメントが載っていた。ライブドアも楽天もその意味ではIT企業のイメージからは遠いと。日本の近代文化遺産を解説する民放TV番組の大阪編を見た。中之島図書館と中央公会堂が出た。共に重文で、前者は住友家の、後者は一世を風靡した株屋さんの寄贈であった。中央公会堂寄贈式だったか、株投資に失敗し自殺した当人に代わり娘が市代表に鍵を手渡したという。住友家や住友系各社の市民への寄贈はほかにもあちこちで見た憶えがある。社会還元文化貢献いわゆるノーブレス・オブリジェを実行している。ホリエモンの拝金哲学にエリート責務の自覚を思わせる片鱗でもあればこうも叩かれはすまいにと思う。ライブドア株価が一時の1/10になった。会社の本当の実力はその程度だろう。東証は上場廃止の手続きに入っている。
大学に不祥事が続出している。東大、阪大の論文捏造事件、京大元アメフト部員の準強姦罪起訴事件。昔それもほんの20-30年前までは大学ことにエリート校にはとりわけ高い品性を期待したものだった。
海上自衛隊の「秘」資料が通信員の私用パソコンからウィルスつきのファイル交換ソフトWINNYによってネットに流出した。無許可でCD-Rコピーして持ち帰り使用したためである。自衛隊や警察などの「秘」資料流出は今回が初めてではない。軍事情報が筒抜けでは国の安全は守れない。事件が起きたら通達を一通出して終わりでは、いつまで経っても情報守秘意識は向上しない。さきほどの防衛施設庁の官製談合体質についても云える。表面化しただけでもこれで何回目かだ。厳重な懲罰を望む。2/24東京地検にも同様の事件が発生した。

('06/02/28)