六月のトピックス


去年の出生率が1.29を切った。年金制度維持の最も基本的な前提が危ぶまれている。都道府県別では低い順に東京(1.01)、京都次いで奈良と、都(みやこ)であり、都であった都市が並ぶ。現在の繁栄(東京)が原因になることは判るが、過去の栄華の記憶(京都、奈良)も自己愛型社会化を促進するのであろうか。
対馬沖の日本の排他的経済水域(EEZ)で発見された韓国アナゴ漁船が、立ち入り検査の隙をついて、海上保安官2名を載せたまま韓国EEZに逃げ込み、洋上で韓国警備艇に保護された。追跡巡視船と引き渡しをめぐって42時間対立した。船長が立ち入り検査忌避を認めた書類を出し、50万円の担保金支払いの保証書を出したので、船長を釈放し事件は一応の幕となった。韓国語は分からないが、TVニュースを見た限りでは、韓国側の報道は、国際法上どうとか云う問題は取り上げられず、専ら日本側が殴ったとか過剰処置だとか感情に訴えようとする内容が勝っていた。日韓首脳会議を控えて、大統領自らが早々に感情的にならぬようにと納める方向を出したからよかったが、それがなかったらここぞとキャンペーンを張る方向に流れたであろう。まだまだ大人の付き合いにまで間がかかりそうな相手である。日本人の親韓6割、韓国人の反日9割という世論調査結果が読売に出た。今日の読売夕刊に韓国スリ団暗躍活発の記事。
6/11の読売に日韓歴史共同研究報告の全文公開に対する記事が出た。戦後の日韓基本条約成立により、韓国は国家基盤強化のための多大の資金を手に入れることが出来たはずだが、今は日本謝罪条約に改定せよと、研究会を外交の場にした議論を展開している。日韓併合条約は、当時の韓国王朝政権としては苦渋の選択であった。帝国主義植民地主義が世界の潮流となり、軍事弱小国家は容赦なく列強の餌食となった。宗主国の清帝国ですら、その歯牙に蹂躙されようとしている中で、だれが韓民族の安全を確保できたか。ロシア帝国に支配されていたなら、国民は安全平和にかつロシア国民と平等対等に暮らせたのであろうか。要はあの時代に文明開化富国強兵に立ち後れたのが最大の理由で、不平等条約とか植民地化は必然の帰結であったのである。日本だけは神のように振る舞えと言われても、自身が幕末の不平等条約改定にさんざん苦労を重ねた経験から逃げ出せなかったであろう。アジアのその他の植民地と比較して、例えば教育がいい例であるが、日本の支配が、搾り取るだけの性質のものでなかったことを理解すべきである。ここは政治の場ではない。全てについて事実を出来るだけ客観的に比較して、今後に役立てる姿勢が望まれる。
相変わらず多発する中国人悪質犯罪。狭山市の1.4億円強盗5名逮捕。犯罪温室の解析も徐々に進んでいる。帰国残留孤児子女、日系ブラジル人子女が日本社会になじめず孤立して行く事情などが報道されている。
読売に「国家戦略を考える」特集があり、第3部 揺らぐ知力の基盤では、日本の将来を担うはずの知的財産が、あるいは合法的にあるいは非合法的に、中国韓国に流れて行く現実をレポートしている。
オランダ国民はフランスに引き続き国民投票でEU憲法批准を拒否した。国民の選挙で選ばれた政府の方針が拒否されたのは、もう少し様子を見ようと云うことで、未来永劫の否定ではないはずだ。なかなか現実的な国民である。
6/2 NHKクローズアップ現代「救急車大忙し 始まった有料化の論議」では救急車の出動回数が限界に来ていることを伝えていた。その6割ぐらいは軽症で救急車の必要が本当にあったか疑問だという。年に100回も救急車を呼ぶ不心得者もいるという。この現状では本当に緊急手配を要する病人に間に合わぬ事態を生じる可能性が出ている。世界大半の国で受益者の応分の負担を義務化している。その翌日、NHK受信料不払い者が100万近くになったと報じられた。支払い強制の方法がない現状では、ズルが得する結果になっている。デジタル放送化を機に受信料に代えてNHKも有料放送方式(CAS)にすべきである。介護保険がもうほとんどの自治体で赤字という。保険料値上げの検討もさることながら、受益者負担分の増加を行わねばならない。6/5読売に健康保険支払いに関する制限条件の検討が始まっていることが載っていた。また国会議員の年金(国費負担が7割、一般と比べ著しく有利)議論が少しも進まない現状も紹介していた。
サッカーのジーコ・ジャパンが対バレーン戦、対北朝鮮戦に勝ち、ドイツでのW杯出場を決めた。二子山親方(元大関貴乃花)が死去した。小兵ながら闘志、筋肉と運動神経で大兵を倒す名大関であった。だが、子息・若貴不和のゴシップ報道が葬儀を機会にまたも増加し、眉を顰めさせられた。さすがにNHKにはなかったが、民放各チャンネルでは一時どこを回しても類似の報道で、ホリエモン爆弾で日テレ・日枝会長がまくし立てた錦の御旗・電波の公共性とは何かと考えさせられた。日ハム・ダルビッシュが広島相手に初登板で初勝利を飾った。ほとんど完投だった。外野手イチローが大リーグでの1000本安打を記録した。史上3番目の早さだという。野茂投手が日米合計200勝を達成した。大リーグでの勝利がその内の122を占める。野茂は日本野球が世界に通用することを示した先駆者である。
橋梁談合事件の追求が進み出した。6/15国発注分につき26社・8人を起訴。道路公団天下りOBを軸とする大がかりな談合入札体制が摘発中である。再三再四類似の事件が起こる。官僚にとっては、天下り先確保が全てに優先する行動規範なのか。6/16読売は、競争があれば落札率は15-20%下落すると推定した。'03、'04年度分国交省全8地方整備局発注分2039億円、日本道路公団発注分1550億円に当てはめれば国民の損失分は大変な額になる。
判断力を失った高齢者に何重にもリホーム工事をさせて財産を取り上げる悪質な事件が次々に明らかにされている。
米国クレジットカード会社の個人情報4000万枚以上流出により日本人にもかなりな影響が出ている。スキミングなら信用店舗以外では使わないといった対策があるが、カード保有者とは無関係の場所から漏れだしたら、カードを取りやめる以外に対策はない。または被害にあっても少額で済むように口座を少額づつに小分けすることである。とにかく消費者の決済手段として定着した手段に対する犯罪だから、深刻だ。偽札事件どころではない。
地方自治体首長の選挙が6/19各地で行われた。千葉市長は現職の鶴岡さん(自公推薦)が当選した。投票率は前回より3%低い37%だった。共産党推薦の女性候補以外は3名とも官僚出身であった。次点(民推薦)は出遅れたが、鶴岡氏の9割近くを取った。鶴岡氏の65歳に対し、40歳だから次回には有望かも知れない。新興の海岸地帯が民主優勢で、旧市街あるいは奥へ行くほど自公優勢という傾向は今回も変わらなかった。

('05/07/02)