南西諸島 島めぐりクルーズT
- '20/2/18〜2/26の「南西諸島 島めぐりクルーズ」に出掛けた。寄港地は屋久島、沖縄本島の中城、那覇最後に奄美大島の名瀬だ。船はぱしふぃっく びいなすである。
- 実は先に「春の沖縄・奄美 島めぐりクルーズ」(4/17〜4/26)に予約を入れていたが、遅れて発表された「南西諸島 島めぐりクルーズ」がほぼ同じコースで、しかも千葉在住の我らには都合の良い横浜発着(「春の沖縄・奄美 島めぐりクルーズ」は神戸発着)で、かつ冬の寒さから逃れる良い時期に設定されていたので、こちらに乗り換えた。「春の沖縄・奄美 島めぐりクルーズ」は新型肺炎騒動でおそらく中止になるだろうから、我らはラッキーな選択をしたことになる。
- 新型肺炎は我らのクルーズにも影響を与えていた。キャンセル客が100名はいたと聞いた。乗組員220名に対し乗客175名。この船ではないが、クルーズを始めた頃のやはりこのコースで、乗組員の方が乗客数を上回ったことがあった。20年ほど昔だった。あんまりガラガラでは寂しいが、この程度だとゆったり感が増幅されて快適なクルーズになる。夕食は1回制になり、適度にテーブルが埋まって、いつものように賑やかに過ごせる。エンターテイメントの方も同様。ただゲームやレッスンになると人数減は肌身に感じる。ダンスタイムには出来るだけホールに出席したが、男子は私一人の時もあって寂しかった。1〜2日揺れたが概してダンス日和だったのに。社交ダンス人口が減少したのかな。
- 乗客にはアジアクルーズ来の顔なじみが結構多かった。7年前の我らをしっかり覚えていてくれた人に出会い、失念していた我らは恐縮した。今年のアジアクルーズから継続して乗っている乗客も幾人かいたようだった。クルーズ仲間の消息を耳に出来た。昔は名刺交換が多かったが、最近はミドルクルーズ程度ではやらなくなった。人の交際が、意図的に希薄になってゆくのはいかがなものかと思うことがある。ついでに付け足すと乗客のマナー。レストランでチップを渡す、日本船には相応しくない行為は自粛することになっているはずなのに、守ろうとしない人がいる。自ら進んで自国のよい習慣を破ることはないと思う。船側もウェイター(外国人)の反応ぶりでとうに気付いているはずなのに、目をつぶっている。
- このクルーズには沖縄(風)料理が出される。精選した材料を使っているはずなのに、残念ながら私の口には合わない場合が多い。私の味覚が定まった小学校時代は、戦時下の食糧難時代だった。だからなんでも口に入ればよいとしなければならなかったのに、沖縄料理は口に合わない。わけは出汁かなと思ったりする。首里城見物の時の昼飯に沖縄蕎麦を食った。円覚寺跡を下った位置にある琉球茶房という看板のある店で、庭に面した小綺麗な店だった。私は南禅寺に雰囲気が似た湯豆腐店があることを思い出した。?の材料はソバではなかった。小麦である。中華麺に近いというが太さはうどんで硬めだった。結構な値段だったから、当地の代表的な味だったのだろう。でも私の口には今一だった。私にも家内にも好評だったのは、奄美大島に寄港した時の船の鶏飯である。具よりも熱い出汁が良かった。
- ちんすこう(金楚こう)は沖縄風クッキーで、我らのおみやげの定番だ。今回は2種類買った。一つはいつもの新垣菓子店のもの、もう一つははじめての名嘉真製菓のものである。前者はかたくなに古式通りの手作りを続けている菓子匠で、クルーズ出発前に予約を入れておいた。昔は県庁前の百貨店パレットもくじで買えたが、ここ10年ほどはもうそれが不可能になった。生産量が限られているのに有名になったからだ。今回もモノレールの儀保駅から首里城に向かう細道を辿って本家新垣菓子店を訪れた。小さな構えである。「琉球王家 御用菓子」とプリントされた包装紙で包んでくれる。開店すぐに当日分は売り切れた。分家筋が手広くやっていて国際大通りにも店を構えている。今回はチャンスがなかったがその内に食べ比べが出来るだろう。
- 名嘉真製菓のちんすこうは中城港埠頭の出張物産店で買った。北中城村限定と包装に印刷されていたのが気に入った。おみやげにするとき、ちょっと変わった行き先であると気付かれるのに興味がある。新垣菓子店のは頑固に昔の1種だけだが、ここのは5種のちんすこうを入れている。北中城村はお城の中城の城下町で、「春の南西諸島・島めぐりV」('15)に初めて訪れた時の印象を書いている。埠頭では地産の蜂蜜も売っていた。センダン蜂蜜とあった。西洋ミツバチが集めた蜜だ。巣を切り取って試食させたが、別に味に特徴はなかった。ほかの土産品は屋久島のサバスモーク、屋久島のよもぎ餅:かからん団子(柏餅状だが、柏の葉ではなくサルトリイバラ/サツマサンキライの葉で包んでいる。葉脈が独特で目立つ。)、中城のジャスミンのさんぴん茶など、ちょこちょこと買った。
- しかしそれ以来野辺の草花に眼が行くようになり、沖縄でも次の奄美大島でもアメリカセンダングサが花盛りであることに気付く。ヒッツキムシの一種で、千葉でも、季節は秋だが、あちこちで見かける花だ。花と云えば南西諸島はカンヒザクラが満開だった。大木にはならないが葉よりも先に桃色の花が咲く。屋久島の久本寺参道にイチハツ(だと思うアヤメ科の青紫の花)。勝連城あとにサンタンカ、琉球茶房にヒスイカズラ(翡翠葛)、アジサイがあった。ハイビスカス、ブーゲンビリアはいたるところにあった、首里城にはタビラコ。花ではないが、名瀬の海岸で見た外見パイナップル様ハンドボール大のアダンの実はなかなかの迫力だった。クワズイモの葉は各所に。那覇のマルバチシャノキの大きな葉、生姜に似たゲットウの葉。
- いつものようにスマホに日記を付けた。スマホの文字盤からでは大変なので、キーボードをBluetoothで結合して打ち込んだ。今回クルーズのトピックスをそこから日を追って拾い上げて、「南西諸島 島めぐりクルーズU」に書き綴る。
('20/3/4)