2月の概要(2020)
- 米大統領選民主党指名争いの緒戦・アイオワ州集会でブティジェッジ氏が次点のサンダース氏に0.1ポイント差で勝った。ニューハンプシャー州では逆にサンダース氏が1.3%勝った。しかし両者とも20%台。他の候補も相応に得票し、民主党の候補選びはまだ先が見えない状況である。第3戦もサンダース氏の勝ち。
- 2/2海自艦たかなみが中東不穏域に向け出発した。
- 2/18朝の時点で中国の新型肺炎(COVID-19)患者数は7.5万人を越え、死亡は1863人(9日にSARSを越えた)となった(29日WHOは致死率3.8%と発表)。米(1/31)続いて豪、シンガポール、フィリッピンなどが過去14日間に中国を訪れたすべての外国人の入国を拒否した。中国、WHO(その後も台湾拒否など中国よりの姿勢が随所に見られた)は人の交流を妨げると批判。
- 我が国の入国拒否(1/31)は武漢(2/12浙江省も)14日間滞在限定で、いまだに中国からの外国人の入国が続いている。中国は封じ込めを失敗し、今(2/8)や全国に広がりつつある。我が国国内で爆発的感染が起こる前に、地区を限定せずに中国からの外国人を全面的にシャットアウトすべきだ。米国の患者数はずっと12名(29日18名)のままだ。市場のマスク不足が盛んに報じられている。
- 我が国の患者数は中国以外では俄然多い。中国観光客を運んだ観光バス運転手に引き続きそのバスガイドも発症。政府チャーター航空便(全5便)による帰国者からも患者が次ぎ次に出ている。中旬頃からの発症は感染経路が不明なのが多い。2/28 10時時点で919名(クルーズ船含み)。8名死亡(内4人がクルーズ船乗船者)。チャーター第1便の197名は全員陰性と判明し12日から帰郷を開始。早い帰国便ほど被害が少ない。
- クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの横浜乗船香港下船の中国人が発症した。同船は3日に横浜に入港、検疫。まず乗客乗員全3700名(内日本人1/3)拘束。毎日発見が続き26日夜時で感染者が705名になった。60才以上が8割。半数が日本人。患者を陸上に搬送し入院させている。陰性者は19日から下船(今陰性でも検査に掛からぬ潜伏期にあるものもいるだろう(下船後陽性となった患者が続出)、クルーズ船乗船者は今や感染源になっている、下船後さらに14日隔離が必要だ。)、帰宅させた。アメリカは陰性のアメリカ人320人余りをチャーター航空便で16日に帰国させた。いったん軍施設に送り14日の観察ののち無事なら帰宅させるという。アメリカの処置は正解。他国もチャーター便で自国に受け入れている。
- 韓国の新型肺炎患者数は29日朝時点で2337人。対応する28日朝10時時点での日本のクルーズ船以外の患者数は214人。韓国は地域パンデミックに近い。韓国一部の滞在歴のある外国人の日本入国が拒否された。全員拒否にすべきだ。日本人に対しても各国から入国制限が出されている。
- 北大・西浦教授(理論疫学)は、感染者の半分は潜伏期間中の感染者から移されたとし、「流行の封じ込めは困難」と発表した。東京、北海道、愛知、千葉、和歌山などに2次3次感染と思われ、感染源追跡が不確実な感染者が出始めている。西浦教授は、実際の致死率は0.3〜0.6%(WHOは2%と発表した段階)で、SARSの9.6%よりずっと低いとした。
- 国立感染症研究所は1月31日、日本国内で感染が確認された患者のサンプルから新型コロナウイルスを分離し、培養することに成功したと発表した。オーストラリアでも分離培養に成功されているが、取り寄せには時間が掛かるため、国内でのワクチン開発ほかに有効な手段を提供することになった。中国は受容体タンパクがSARSと同じと発表、タイからは坑HIV薬が有効という報告が出た。国立国際医療研究センターも追試開始。
- 27日の毎日朝刊にIOCの「五輪中止論」が出たとあった。私も中止に賛成である。国は28日全国小中高の全面休校を要請した。首相の独断という。私は賛成である。パンデミックが迫っている。何事も先手先手で処置すべきだ。
- 例年3/5になる中国全人代が延期される。
- 日本の製造業は軒並み中国ダウンの影響を受けている。去年1年間の中国から日本への輸入額は18兆4436億円(全輸入の23%)で、携帯電話などの「通信機」で2兆165億円、衣類で1兆7898億円、「電算機類」で1兆6412億円、テレビなどの「音響映像機器」で7272億円などと続き、自動車部品は13位で急増中だった。
- 世界の株安連鎖が停まらない。日経平均は今年のピーク値はca2.4万円だったのに今月末では2.1万円台だ。
- 10〜12月期の我が国のGDPが、年率換算でマイナス6.3%となったと報じた。5期ぶりのマイナスという。
- 14日の毎日の「CUクローズアップ」に「高速炉「夢」から「浪費」へ」と題する記事がでた。共同開発のフランスが建設を中止した。原子力出発当初からの「便所無きマンション(核廃棄物の最終処理)」問題は最後まで解決できなかった。
- 日鉄の20/3月期赤字が4400億円と修正された。日鉄は子会社「日鉄日新製鋼」の呉製鉄所を休止閉鎖、和歌山製鉄所の高炉を1炉休止する予定。重厚長大産業の終焉か。中国の能力拡大と競争できなくなってきた。
- 米国の要請にもかかわらずEU、英国とも5Gにファーウェイを排除しない方針である。日本携帯大手3社および楽天は早々とファーウェイ排除を決めている。
- 三菱電機に続いてNECにも防衛省関連ファイルに対するサイバー攻撃があった。ファイル流出があったらしい。
- 福島第一原発の汚染処理水を「海洋に希釈して放出」処分にすることを強調した案が政府小委員会から提言された。各国も海に流している。問題はトリチウム。
- 国際連携プロジェクト(理化学研究所と東京大らが参加)が、がん患者の遺伝情報(全ゲノム)を解析した結果、発症に関連する可能性がある異常を計4600万個特定した。プロジェクトには37カ国の研究者ら1300人が参加。肝臓がんや膵臓(すいぞう)がん、乳がんなど38種類のがん細胞と患者の血液のゲノムを照合して異常や変異を検出し、特徴や関連を明らかにした。
- 第40回毎日経済人賞に東横インの黒田麻衣子社長が入った。私の注目の人である(「空雪年の雪見旅行」(2020))。
- 札幌市で行われたスキージャンプW杯男子で佐藤幸椰選手が優勝し通算2勝とした。韓国ソウルで開かれている4大陸フィギュアスケート選手権男子SPで羽生選手が世界最高点をマークした。演技に切れ目がなく優美で段違いに芸術性が高い演技であった。フリーの演技は冴えなかったが、優勝。ジュニア16才の鍵山優真選手が3位に入ったのは収穫だった。女子総合は紀平梨花選手が2連覇した。フリーでは3.5回転が1.5回転に終わるミスを犯したが、見事に建て直しフリーでも1位を確保した。アメリカのソルトレークシティーで開かれているスピードスケートの世界距離別選手権、女子団体パシュートで日本(高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃の3選手)が世界新記録をマークして優勝した。女子500メートルでは小平奈緒選手が優勝。
- 別府大分毎日マラソン視覚障害選手の部女子で道下美里選手が世界新で2連覇した。テニス全豪オープン車椅子の部で男子は国枝選手、女子は上地選手が優勝、上地はダブルスも優勝。
- 「こんにちは赤ちゃん」の梓みちよさん死去。野球の野村克也氏死去。
('20/3/1)