長生郡長生村V
- 長生村へ「ながいき村 落花生オーナーズクラブ」の収穫祭に出掛けた。種まきイベント、花見・草取りイベントに続く3度目のイベントである。
- 10時半過ぎてから出立し、1時間あまりで会場の村役場に到着した。いつもの通りちょっとした産品の売店が並んでいた。落花生の時期だからか、その関係の加工食品があった。と言っても塩味の煎り落花生とか、油揚げ落花生を味噌であえたものぐらいである。加工法を実演していた。紙コップに入れたから付きゆで落花生を試食した。実の入っていない殻が多かった。1時半ごろから何人かの挨拶で始まった。村長さんが選挙戦に勝ってまた出席できたと挨拶をした。6月の種まきイベントのあとで選挙があったのである。村長の今回の公約は、長生村を名の通りに長生きの福祉村にすることのようであった。主催者である観光むらづくり研究会農業専門部の会長さんの話では、夏に雨が少なかったので実りが悪いそうだ。県庁から来たヒトは、千葉県が日本3位の農業県で、なかでも落花生は日本一だ挨拶した。
- 最初に焼き芋会場で、既に火の入った薫炭に、サツマイモを銀紙でくるんで載せる作業をした。薫炭とは籾殻の燻し炭である。
- 各人それぞれの畑に散らばって、落花生の株を引き抜く。種をまいてから4ヶ月。草取りイベントはたったの1回だったが、雑草は殆ど生えていなかった。あれから主催者側で草取りをやったとは言わなかったから、落花生とは手間のかからぬ作物だ。種まきのときに敷かれていた黒ビニール・シートはそのままになっているから、シート裏に落花生がたくさん残ってしまう。花はもちろん地上に出来る。受粉後茎が地中まで下りてきて落花生を作る。雑草とは逆に地上から地中へビニール・シートを突き破る。大して堅くもない茎なのに、強いものだ。初めは株とシートを別々に収穫していたが、その内に要領よくなり、シートと株を同時に畑から持ち上げて、落花生を引きちぎる方法で、能率よくやれた。我が家の8m2列の畑は30分ほどで処理を終了した。実りが怪しいからと言って1口5株をおまけに呉れた。その処理も入れての時間である。とにかくから付きのマメが1袋半ほどになって、2人はたいそう満足であった。本職のお百姓は機械農業なのかと聞いたら、株を引き抜き畑に寝かせて乾燥してからマメを分離するが、分離を機械でやることはあっても株抜きは手作業だという。
- 実は家に戻ってから2-3日間は太股が痛くて仕方がなかった。改めてお百姓の苦労を偲んだ。昨晩、TVでNHK SP「病の起源 第3集 腰痛 〜それは二足歩行の宿命か?〜」をやっていた。農作業は屈んだ姿勢を取る場合が多い。それが思いもかけぬ重荷重になって脊椎にのしかかる。腰痛には様々な原因があるが、姿勢も一因と言っていた。今回の私は腰痛までは行かなかったが、あの姿勢を繰り返せば、間違いなく腰の曲がった老人になるであろうと思う。ついでだが、ストレスも腰痛の原因になることが最近判ってきたそうだ。その意味では農業は都会のサラリーマン稼業よりもずっと腰痛にいいはずだ。同時に両方の経験はできないから、結果は神のみぞ知るか。
- 次がサツマイモの収穫体験。芋掘りは小学校以来である。もう茎や葉は取り除いてある。1口5株を引き抜く。大きな芋が入っていた。砂地だからいとも簡単だ。それでも芋の側面の土を取り除いてから引くのがコツだそうだ。小型シャベルを持ってきた用意のいいおじさんが畑の土を崩してくれた。薫炭の中の焼き芋は丁度食べ頃に仕上がっていた。私はその機会がなかったが、家内が頬張っていて美味しいと言った。正味40ー50分ぐらいで焼き上がる。
- 周囲の野草を眺める。ヨモギ、イヌタデの花が目に付いた。ヨモギの葉は春と同じだが、茎が60cmほどに延びているために、ヨモギと言い切るのには自信がなかった。売店のおばあさんが後者を小さいときはアカマンマといって、遊び(ままごと?)の材料にしたと言った。なるほど赤飯そっくりである。
- 西日を正面から浴びながら帰途につく。夕食前に焼き芋を味わった。冷めてしまったせいか、特別美味いという芋でもなかった。家内は早速に落花生を茹でて剥きにかかった。予告はされていたものの、実入りは少なかった。あれだけ収穫して中身は2-3リットルほどである。
- いい農業体験であった。
('08/10/06)